MacにWordPressを設置する

このサイトはレンタルサーバにWordPressを設置して作っているのですが、いろいろカスタマイズや実験をするのには手元のPCにWordPress環境があると便利です。そこで、自宅のMacBook Pro(Mac OS X 10.5.5)にWordPressを設置しました。

MySQLインストール

例によってMacPortsを使ってインストールします。もしMacPortsがインストールされていなければこちらを参考に。

$ sudo port install mysql5 +server

次のコマンドでMySQLを初期化します。

$ sudo -u mysql mysql_install_db5

MySQLサーバが起動するか確認します。

$ sudo /opt/local/share/mysql5/mysql/mysql.server start
Starting MySQL
. SUCCESS! 

MySQLのrootパスワードを設定しておきます。このパスワードはMySQLの中でのrootアカウントなので、システムのrootパスワードとは別で構いません。MySQLの管理コマンドを実行したときには、”Enter password:”と聞かれるときがありますが、このときにはシステムのrootパスワードではなくMySQLのrootパスワードを入力することに注意してください。

$ /opt/local/lib/mysql5/bin/mysqladmin -u root password 'MySQL用rootパスワード'

さて、MySQLサーバを毎回起動するのは不便なので、システム起動時に自動的にMySQLサーバを起動するように設定しておきます。Linuxなどでは通常/etc/init.d以下に追加するのですが、Mac OS Xでは以下のように設定します。

$ sudo launchctl load -w /Library/LaunchDaemons/org.macports.mysql5.plist

WordPress用のDB作成

WordPress用のデータベースを作ります。ここでは”wp”という名前にしました。

$ mysql5 -u root -p
Enter password:
(略)
mysql> create database wp;
Query OK, 1 row affected (0.00 sec)

mysql> grant all on wp.* to MySQLユーザ名@localhost identified by 'MySQLユーザのパスワード';
Query OK, 1 row affected (0.00 sec)

mysql> quit
Bye

Apacheの設定

次にApcheでPHPとMySQLが使えるように設定していきます。Mac OS Xでは最初からApacheがインストールされていて、その設定ファイルは/etc/apache2/httpd.confにあります。

$ sudo vi /etc/apache2/httpd.conf

PHPを有効にしておきます。

# LoadModule php5_module libexec/apache2/libphp5.so という行があるのでこのコメントを外します
LoadModule php5_module libexec/apache2/libphp5.so

PHPの設定をします。初めてPHPを使うときには、おそらくまだ設定ファイルがないでしょう。デフォルトをコピーしておきます。

$ sudo cp /etc/php.ini.default /etc/php.ini  # /etc/php.iniがなければ

MacPortsからインストールすると、通常とは違うところにMySQLのソケットが作られるため、これを設定しておきます。現在のMySQLのソケットは次のコマンドで確認することができます。

$ sudo mysqladmin5 -p version
Enter password:
(略)
UNIX socket		/opt/local/var/run/mysql5/mysqld.sock
(略)

これにしたあわせて、

$ sudo cp /etc/php.ini.default /etc/php.ini  # /etc/php.iniがなければ

“mysql.default_socket =”を含む行を見つけて、先ほど調べたソケットの場所に書き換えます。

$ sudo vi /etc/php.ini

mysql.default_socket = /opt/local/var/run/mysql5/mysqld.sock

最後にApacheを再起動しておきましょう。

$ sudo apachectl restart

WordPressのインストール

今回は自分のホームディレクトリの下にディレクトリを作って設置することにします。通常は自分のホームディレクトリの下のサイトは”~/public_html”ですが、Mac OS Xでは”Sites(サイト)”に置かれるようになっています。

$ cd ~/Sites/www.example.com

さて、WordPress本体のファイルをダウンロードしてインストールしてもいいんですが、最近のWordPressはリリースが頻繁になっています。そこで、これからも簡単にアップデートできるように、Subversionを使ってインストールします。現時点でのバージョンは”2.6.2″なので、このタグを使って取得します。”trunk”を使って最新版をインストールすることも可能ですが、動作する保証はないので、リリースされたバージョンを使っておくのが無難です。

$ svn co http://svn.automattic.com/wordpress/tags/2.6.2 .

日本語化するためのリソースもインストールしておきます。

$ cd wp-content/
$ svn co http://svn.automattic.com/wordpress-i18n/ja/tags/2.6.2/messages/ ./languages

WordPressの設定

$ cd ~/Sites/www.example.com
$ cp wp-config-sample.php wp-config.php
$ vi wp-config.php

先ほどの「WordPress用DB作成」で作ったデータベース及びアカウント情報に変更して、言語を”ja”にすればOK。

define('DB_NAME', 'wp');    // The name of the database
define('DB_USER', 'MySQLユーザ名');     // Your MySQL username
define('DB_PASSWORD', 'MySQLユーザのパスワード'); // ...and password
define('WPLANG', 'ja');

あと、作業中にパーミッションの問題で怒られることがあるので、以下をやっておく必要があるようです。

$ cd ~/Sites
$ chmod 757 -R www.example.com

作業が済んだら、パーミッションを戻しておきます。

$ chmod 755 -R www.example.com

これでインストールは完了。
ブラウザで”http://localhost/~username/www.example.com”にアクセスできるようになります。

参考